5月になりましたね。
森田大地は夜な夜なブログを更新しています。
5月31日のフライヤーが届きました。
僕はCDデザインやフライヤー作りも自分でやってますので、
ここ数年でかなりIllustratorを使うようになりました。
(たまにとんでもないスペルミスをしたりするのですがそれはご愛嬌で…今回は大丈夫!)
今回は印刷大手のグラフィックさんで印刷をお願いしました。
マットコート紙という割と手触りのしっかりしたもので作りました。
こういうデザイン作業もなかなか楽しいです。
時間がかかるけれど…笑。
ふと急に「弥勒菩薩が見たい!」と思いたち、昼から嵐電に乗って広隆寺の弥勒菩薩を拝んできました。
いやぁ改めて、いいお顔ですね。
洛西を走る嵐電(ランデン)の魅力も再発見しました。
たった二両しかありませんが、それもまたかわいらしい感じです。
観光客の方々の力強い足となっているのは言うまでもないのですが、
地元の方々の大切な移動手段としても愛されてます。
一日に何回乗っても500円のワンデイチケットもお得ですね。
嵐電のホームページもかわいらしいです。
なんとこの嵐電、貸し切り運転をすることが出来るんですね。
そのお値段32,850円!(約1時間40分)
30人定員としてひとり1100円だせばお釣りが帰ってきます。
こういう遊び心のある鉄道っていいですね。
タイの旅では、タイのバンド「キタンチャリー」というバンドと一緒に地方で演奏してきました。
ミュージシャンの両親とその三人娘からなるバンドで、タイの民謡を家族で歌っています。
3人姉妹は基本的に楽器は何でも弾けてギターは当たり前、バイオリンやドラム、フルートとオールラウンドに弾きこなし、その演奏がとっても上手。
一番上の姉、ナームは中国にある二胡に似た楽器を弾くかと思えば、音大時代はアンドリュヨークのサンバーストを卒業演奏で演奏したとか。
(サンバースト、めちゃくちゃ難しい曲なんですよ!ヨーク本人の演奏がこちら)
3人姉妹はとにかく陽気で移動中も笑いが絶えません。
一番上のナームは僕にタイ語のシモネタをいっぱい教えてくれて、それを僕が言うと一同は大笑い。
僕は何を言ってるのか分からないまま大爆笑の渦となっていたのでした。
(バンコク市内でも同じようにナームの教えてくれたシモネタを歩きながら話していたら、タイの女学生にクスクスと笑われてしまいました。)
南の国の人は明るいなあ。
とかく情報が便利な時代です。
その気になればなんでも手に入ります。
貴重な音源も映像も、インターネットの手に借りたらいとも簡単に入手できます。
でも、簡単に手に入るからこそ、その新鮮味は少し薄れてしまうのではないでしょうか。
世の中便利になるのは良いことだけれど、
記憶に残らないものばかりが増えてしまうようで少し寂しい気がします。
高校生の時、大好きなバンドがあって、その頃はまだyoutubeもなかったので大枚をはたいてライブ盤DVDを買って、家にプレーヤーがないので学校で昼休みに視聴覚室で観た時の、動く甲本ヒロトとマーシーの姿には、本当に体が火照りました。
あんなピュアな興奮は、なかなかないなあ。
家ではレコードをよくかけます。
といってもそんなに沢山のレコードはないので、限られた盤を繰り返し聴きます。
例えば大滝詠一の「LONG VACATION」のB面。
「雨のウェンズデイ」がかかれば、頭のなかにそのレコード分の空間が出来てその隙間のなかに音が入っていく感じがします。
一枚のレコードとあったかいコーヒーはいろいろなことを教えてくれます。
クラシックギターを練習する時は集中力が求められます。
楽譜を読み解くことから、それを実際に再現するまでのプロセスが長いです。
その分音楽をより理解出来るようになりますが、集中力と体力にも限界があるので、
効率よく集中して取り組むことが大切です。
なにごともバランスは大事ですね〜。
先日、京都出町柳にある「川口美術」さんという朝鮮陶磁器を専門に扱っておられる骨董屋さんへ伺ってきました。
かねてよりお噂を聞いていましたので、一度訪れたいと思っていたところでした。
並べてられている朝鮮李朝の白磁は、簡素なデザインながらも味わい深い作品ばかりで、とても良い刺激となりました。
ご主人の川口さんともゆっくりお話が出来、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
写真は川口美術さんの外観。蔦が見事に生えています。
川口さんいわく「うまい具合に伸びてくれた」とのこと。
白壁に蔦の緑が美しいコントラストとなっています。
お近くの方はぜひ一度訪れて見て下さい。
川口美術HP http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kawabi/
川口美術さんのブログ http://kawabi.exblog.jp/
最近、何かしらメモします。
どうやら僕は書いていないと物事を長く覚えられないタチで、(ということに最近気づいて、)
とりあえず何でもメモするようにしています。
スケジュール帳に書くことが多いのですが、
ギター専用のノートも持っていまして、そちらには
コンサートの曲目やアイデアを書いたりしています。
(今で3代目。初代のノートにはトミーエマニュエルにサインをしてもらいました。)
そんなメモを移動中とかに読み返したりして、
「ああ、あの時はこんなだったな」と思い返したりします。
ブルースの巨人、B.B.Kingが14日に亡くなったことを知りました。
5月のはじめに療養のためホスピタルに入ったとインターネットで告知して心配していた矢先の訃報。
King of Blues B.B.King
あなたのギターフレーズをずっと真似て、エレキを弾いてたんだよ。
ありがとう、B.B.King. さようなら、 B.B.King 。
先日亡くなったJohn Renbournをして「今最高のケルティックギタリスト」として言わしめた
「Tony Mcmanus」。
彼のギター・プレイは僕のドストライクでして、何回聞いていても飽きることがありません。
とくにこのアルバムは必聴間違いなし。
印象としてケルティックのトラッドを正統に受け継ぎながらも、独創的なアプローチを取り入れ、唯一無二のギターアルバムとしてものすごい完成度を誇っています。(ちょっと大味な説明かな…)
いや〜世界にはまだまだ本当にレジェンドなギタリストが大勢いますね。
このアルパムの特色はすべての録音が「生音」(薄いリバーブをかけている)で限りなく楽器のポテンションを活かしている点です。
音色、空気感ともに録音の質も最高。
アイリッシュ、スコティッシュ好きの方には必聴の一枚です。
月末に控えるコンサートに備えて日々調整中の森田でございます。
このブログの読者の皆様は僕が楽譜を手書きしてたことをお知りかと思いますが、
はい、楽譜作成ソフトを導入しました〜。
いやあ、これ便利です。あっさりとデジタルに屈しました。
細かい仕様などはまだカスタムしきれてないですが。
楽譜にすることで、より一層曲を深めることが出来すね。
写真の曲はnishiharaguitarがやってきて作曲した「海響」という曲。
しっとりとしたナンバーです。
デジタルも使いつつ、手書きの書き譜の感覚も覚えておかないとな…。
倫典先生の書き譜はめちゃくちゃキレイだからなあ。
ギタリストという存在はやっかいな習性を抱えていまして、それはつまり
気に入ったギターを必ず持って帰りたくなるという習性です。
店頭でそのギターと目が合ったら、
もうその夜からはそのギターのことで頭がいっぱいになって、
預金残高がいくらであろうが、何本目のギターであろうが、
もうそのギターのことがどうやっても頭から離れないのであります。(人にも依ると思いますが…)
そして、散々楽器屋で試奏させてもらったあげく、
「やっぱいいですよねえ、木目が、ふむ、音もいい感じに馴染んでて、なるほど、ふむふむ。」
と、横にいる店員さんと話しているというより、むしろ自分自身を説得しているような感じで、
ギターを試奏し、数回のしかるべき値段交渉を経て、
「じゃ、これお願いしますぅ…!」となってしまうのであります。
このギターはそんな一本、東京に演奏しに行った帰りに、目が「バチコーン!」と合ってしまって、
我が家にお連れしてしまったのが昨年の話。
ほぼ90年前のギターです。
そんな前のギターでもしっかりと鳴ってくれて、僕が弾いているというより、このギターが元から持っている歌をこのギターが歌っているというような、歴史をたっぷり感じるギターです。
いやはや、自分の物欲(ギター欲)のえぐさに驚きながらも、
やはり手元に惚れたギターがあるという安堵感。
仏教国に生まれながらシッダールダさんがいたら「少しは煩悩をなくしなさい」と言われてしまいそう。
(『聖☆おにいさん』のシッダールダさんのイメージ…)
さてさて、
今月末の生音コンサートではこのThe Gibson L-3で、新しく作った曲を演奏しようと思っています。
イメージは「山のトロッコ」。
小さなトロッコが山を越えていく姿をスライドバーを使ったラグタイム調で仕上げました。
手拍子をして聴いて下さると嬉しいな。
ぜひお楽しみに!
日曜日はヤマハミュージックセンター梅田でレッスンでした。
梅田へは阪急電車で向かいますが、ヤマハに向かうときちょっとした楽しみが。
小さな水族館が梅田の駅にはあるのです。
正確には阪急梅田駅の茶屋町方面改札を出て北に向かう通路にあります。
20メートルほどの通路の片側に大きな水槽が並び、そのなかには沢山の熱帯魚たちが!
管理が大変だと思うのですが、歩行者には嬉しい光景です。
ここ数日暑い日が続いていますね。
ビールが美味しい季節です。
そて、この前、僕は友人と飲み屋を目指すべく、夜の先斗町を歩いていたら
前方から大声で泣きながら歩いてくる女の子と遭遇しました。
たった一人で、夕立に濡れたあとの、石畳が続く、
花街の先斗町を、大粒の涙を流しながら、歩き去っていく乙女。
まるで映画のようなワンシーンに、僕らはしばし沈黙の後、
「…恋やな」
「せやねぇ…」
とボソッと勝手な妄想をしたのでありました。
う〜む、彼女にいったいどんなドラマがあったんでしょうか。
妙に気になる光景でした。
いよいよ森庄コンサートを明日に控え、コンサートでお出しするお菓子を買いに行きました。
京都にはどこでも歴史あるお菓子屋さんがあって、それぞれ創意工夫をこらした商品を作られています。
そして、そんなお菓子を地域の住民が愛しています。
お菓子屋さんでは、商品を注文してからお店の方が商品を梱包するまで少し時間がかかります。
その「待つ」時間も、なんだかほっこりしたもののように感じます。
では、明日コンサートでお会い出来ることを楽しみにしています!
無事に第五回森庄コンサートを終えることが出来ました。
多くの方にお越し頂き、本当に嬉しかったです。ありがとうございます!
今回は僕の音楽生活のなかで初めてオリジナル曲だけでプログラムを組むということに挑戦しました。
その曲数16曲。そのセットリストがこちらです。
1. なよ竹のかぐや姫
2. 飴色の日々
3. 海響 ☆
4. Letter for You
5. Church ☆
6. ちょっとそこまで ☆
7. 山のトロッコ ☆
8. 月夜の街
9 . Celtic wind
10. twilight
11 .あさっての君に ☆
12. Blue Bird
13 .旅立ちの朝
14. Rain Carnival ☆
(アンコール)
15. 花の名前
16. 森田氷室店
☆印は初演の曲。はじめて人前で演奏する曲が計6曲でした。
僕にとってギターのオリジナル曲を造ることの意味はなんだろうかとふと思ったときに、それはやはり伝えたいものが自分のなかに確かに存在していて、その思いや景色を誰かに伝えたいという気持ちが根本にありつづけるからだと思いました。
そして、僕にとってギターはそれが出来る一番の表現手段なんです。
だからこそ、作る作品はちゃんと練ったものにしたいし、
いつまでも長く弾いていける曲を書いていきたいと思うのです。
そしてそんな作品たちが、弾きつづける過程のなかでどんどん「育って」くれたら嬉しいな
と思っています。
そして息の長いライブをしていく、こと。
そのなかで何よりも、人に会えることが一番嬉しい。
久しぶりに再会したり、何度も顔を合わせたり、そんななかで、音楽がじんわりと伝わっていく。
そういうことがしたいのかも知れません。
森庄コンサートはまだ5回目。
まだまだ挑戦したいことでいっぱいです。
一回一回を本当に大切にして、ここにしかない音の空間を作っていけたらと思います。
お越しくださった皆さま、応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
また、頑張ります。
大地
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