大江くんたっての願いもあり、母島では太平洋戦争の戦跡もいくつか拝見させてもらいました。
70年前、この南の島にも確かに戦争があったのでした。
今は時の流れのなかで朽ち果てた砲台が、それを静かに物語っています。
また、南崎の近くには当時の兵士たちが構築した網の目のような地下通路とトーチカがあり、当時のまま残されていました。当時の兵士たちがどのような体験をしたのかは分かりませんが、暗い地下通路のなかできっと不安と混乱のなかで必死に生きておられたのでしょうね。
月並みな言い方になってしまいますが、
二度とこのようなことが起こらないように、今生きる人間が努力をし続けるしかないなと思います。