僕のクラシックギターの先生、藤井眞吾先生のギター教室は
京都府八幡市にあるので、月に2〜3回ほど京阪電車で「八幡駅」までレッスンを受けに行きます。
八幡と云えばなんといっても「石清水八幡宮」(いわしみずはちまんぐう)が有名です。
最近の話題ですと、数日前に社殿が「国宝」に認定されました。
おめでとうございます。
古くから武運を祈祷する神社として信仰を集め、ときの天皇や戦国武将が参拝された歴史があります。
その規模も神社として最大級の大きさでして、
どれぐらい大きいかといいますと…
これぐらいの大きさです。
山全部が神社なんですね。
あまりに大きく、また社殿が山の上にあるので、本殿にたどりつくまでにけっこうな時間がかかります。
ご存知の方もおられるかと思いますが、
「徒然草」のくだりに、「石清水八幡宮」にまつわる有名なエピソードがあります。
とある「仁和寺の法師」が、京都の北にある「仁和寺」から京都府南部にある「石清水八幡宮」まで参拝するために徒歩でやってきたのですが、入り口にある社殿があまりにもきらびやかで大きかったために、その入り口の社殿が本殿であると勘違いして、そのまま本殿へ参拝することなく仁和寺へ帰ってきてしまったというお話。
たしか古文の教科書に載っていたと記憶しております。
(中学だったか高校だったは定かではないのですが。)
仁和寺も京都では大きなお寺だと思うのですが、
そのお坊さんでさえ間違えてしまうほど、
「石清水八幡宮」は大きな神社であったということなのでしょう。
さて、今回のご紹介するのは、
そんな「石清水八幡宮」の入り口にある「やわた走井餅老舗」という和菓子屋さんです。
1764年創業という老舗の和菓子屋さんです。
看板商品は、なんといっても「走井餅」(はしりいもち)。
白い羽二重餅の生地のなかに、すっきりとした甘みの「こしあん」がつまった銘菓です。
僕はこの走井餅のファンでして、先生のレッスンが終わったあとにお土産で買って帰ったりします。
走井餅は鮮度が全てなので、賞味期限はなんと2日。
買ったその日に食べるのがベストです。
みなさま、ぜひ一度八幡へ訪れた際は、
石清水八幡宮の入り口にある「走井餅」を食べてみて下さい。
今回はレッスンあとに、店舗内にある喫茶コーナーで「走井餅&煎茶セット」を頼み、
一息つかせてもらいました。
画面中央のお皿の左のお菓子が「走井餅」です。
レッスンを受けた後は、すごく集中したあとなので、甘いものがとても美味しく感じられます。
ごちそうさまでした!