前から気になっていた本(文庫)を買いました。
その名も「雨のことば辞典」。
日本語の、雨にまつわる言葉が1200語ほど掲載されている「雨」に特化した本です。
それにしても日本にはいろんな雨にちなんだ言葉がありますね。
「晴耕雨読」「雨垂れ」「春の長雨」などポピュラーな言葉はもちろん載っているのですが、
「樹雨」「陰性梅雨」「運雨」などどう読んだらいいのかさえ分からない言葉もたくさん載っています。(「きさめ」「インセイバイウ」「はこびあめ」と読むそうです)
僕はけっして雨男ではない(自称)ですが、雨を窓から見ているのとかは大好きです。
あと眠る時に雨が降っているのも大好きです。ぐっすり眠れる気がします。
(1stアルバムには雨にちなんだ曲もいれてますし。)
雨が多い国だからこそ、これだけ雨にまつわる言葉が多いのだなと感じるのと同時に、
ああ日本語っていいなあと思ったりします。
例えば「遣らずの雨」という言葉。
「やらずのあめ」と読むのですが、「恋人や客を帰らせないように降るかと思われるような雨」のことを示すそうです。うーむ、それだけでもなんだかとってもロマンチックな響き。
恋の駆け引き的な要素を感じます。
(と書いてCHAGE and ASKAの「天気予報の恋人」を連想してしまいました笑。)
あと語感がキレイだなあと思ったのは「星屑の雨」。
宇宙の塵が核となってできる珍しい雨のこと。普通の雨は核は地表の塵ですものね。
その解説の文末に「雨のなかに星屑が入っているとは、夢があって楽しい。」
と筆者の主観が書かれているのも趣があってよいですね。
ちなみに「暴風雨」の項では「早めの防災対策が大切である。」と書いてありました。
ほんとにそのとおりですね。
この季節にぴったりな言葉がありましてそれは
「催花雨」(さいかう)
菜の花が咲く頃に、しとしと降る春雨。花が咲くのを促す雨のことを指します。
春を彩る雨の言葉になんともふさわしい言葉ですね。
催花雨、春、花、、えっと来週5日に「花によせて」というコンサートをします…とちょっと宣伝。
お後がよろしいようで。
(↓CHAGE and ASKA「天気予報の恋人」)